2005-01-01から1年間の記事一覧

どんづまり=デッドエンド。

いよいよ、最近、誰にも何も、語るべき言葉を持たない、それは俺の人生が完全に行き詰まった、ってこと。多分どんづまり、ってやつさ。.・・・なんて思考が不意によぎる。いつも認めないようにしているが、この思考、コイツは常にここにいる。いつも無視して…

萎えた人間性で映画を観ると、こう見える。

先日は、20世紀FOXさんのご招待で、「ウォーク・ザ・ライン」試写へ。 俺は題材となっているジョニー・キャッシュをせいぜいリメイク版「ドーン・オブ・ザ・デッド」のオープニング曲で使われているオールディーズの歌手、という程度の認識しかないが、オー…

大脱線!でも言いたいこと。

昨日は前から行きたかった品川ツアー。それも俺的な目玉は東京食肉市場だ。 以前から生と死の考察を深めるためには必要不可欠な場所だと思い、巡礼したかったんだ。我々は例外なく生命を貰って生きている。俺も含め、果たしてそのどれだけが生命を奪って生き…

忠臣蔵の季節に思うこと。

結局正義が何一つなされず、こうした擬態の生を強いられている限り、いくら見聞を広め(深め)ようと、その主観の出発点がその妄念と鬼哭に占められているから、そのフィルターを通さないと何も判定を下せなくなっているし、美しいものや素晴らしいものなど…

クソ体調へのクソ映画リベンジなど。

ワーナー・ブラザーズさんにご招待いただいた試写、チェン・カイコー監督の新作、「プロミス」は武侠モノと思っていたが、結果はアジア的なるもの(特に中国。中国人監督なんだから当たり前だが)を集約した、ファンタジーだった。ファンタジーというのは基…

殺戮映画道の挫折。

映画の日は体調不良により、結局二本しかこなせなかった。 「イントゥ・ザ・サン」はバカ映画であることを期待していたが、さすがセガール、それほどのバカはやってねぇな。劇中で「東京出身」とかいいながら大阪弁丸出し、とか、敬語とタメ口がまぜこぜとか…

夢こそが現実ならば。

夢こそが現実ならば、俺は酒に溺れているのも、不眠に悩まされているのも、孤独に打ちひしがれているのも、全部そういう夢。夢こそが現実ならば、俺は毎日大冒険の連続だし、劇的な出会いに燃えるような恋を、全身で感じている。不道徳なセックスも少なから…

復讐とその周辺の考察、その他。

偶然再会した昔の友人の好意でアミューズ系映画館の共通タダ券もらったから、早速「親切なクムジャさん」へ。かなり楽しみにしていた、パク・チャヌク監督の「復讐者に憐れみを」「オールド・ボーイ」に続く「復讐三部作」完結編だから、期待していたんだよ…

雑感・・・。

先日、誕生日を迎え、俺もまた一つ齢を重ねた。撮ってもらった写真を見ると、重ねてきた憎悪に曇らされたために、まるで死期の迫ったジャンキーのようなツラをした俺がいた。 そして気づけば、時間は確実に優しくなっていた。もう、おぼろげにしか思い出せな…

柴又発、映画地獄行き。

先日は生まれて初めて、俺は柴又に行った。別に行かなきゃならないワケじゃなかったが、東京に生まれ育ったくせに、行ったことがなかったので。なんて言うか、とにかく凝縮されているね。そして案の定、ジジイとババアばっかり。それはネガティブな意味じゃ…

夏の死に直面して。

今年は夏が長くて良かった。生命が生きる喜びに躍動する季節。それを今になっても、終わっていることを認めることができず、歩いて一時間半ほどかけて、等々力渓谷まで行って散策して来た。小規模ながら、木々に覆われ、昼なお暗いその姿は、怖くなってしま…

映画冥府魔道、というほどでもなかったが。

今月一日は二本(時間的には三本)。一発目及び二発目は「シン・シティ」だぜ。待った甲斐があったと言うべきか、出来が良かったと言うべきか、単にベタ誉めしては、吐く言葉全てを陳腐にしてしまう、とにかく、凄まじい傑作だ。そして、孤高にして普遍の愛…

左右違うブーツを古着屋に誂えられた…。

夢から覚めて行った試写はFOXさんにご招待頂いた、「イン・ハー・シューズ」、「イントゥ・ザ・ブルー」とタイトルの似た二本。でも中身は全然違う。 前者「イン・ハー〜」はジェイムズ・エルロイの「LAコンフィデンシャル」を改悪しながらも一定の評価を得…

夢の中で逮捕された渋谷に行ってみれば。

夢に導かれて、夢に出てきた場所に足を運んでみる。そうして俺は生きてきた。そうしてもたらされた、ただ一つの奇跡があったから。あまりに劇的な奇跡を経験してしまうと。それは強烈な麻薬を一度打ち込まれたかのような悲劇だ。その感動の虜となってしまう…

より深く、より赤剥けの愛。

ワーナーさんのご招待で、音楽プロデューサー・和気優氏とティム・バートンの新作「コープス・ブライド」試写へ。今回のタイトルにもあるように、その世界はただ絶句するばかり。「ナイトメアー・ビフォア・クリスマス」では淡い恋心で止まっていた感情が、…

映画修羅道・補講+α

「愛についてのキンゼイ・レポート」観に行って来たぜ。結論から言うと・・・傑作。愛について答えが出ない故に、性をそのデータの集積で解明しようとしたキンゼイ博士の真摯な姿勢に脱帽。その研究は時に熱が入りすぎ、単なる淫蕩か乱交にしか見えない行い…

たまにはいいんじゃない?思考の流れ。

渋谷に行った。新宿に行った。流れる嘘の音を感じ、俺は全ての音楽を殺したかった。 メール?糞食らえ。便利?知ったことか!代わりに人間はどんどん孤独に、無力になっているじゃないか。 でもひょっとしたら、この孤独どころかもっと究極の孤独が必要なの…

映画日和ではあったが・・・。

前日痛飲してしまったので、寝坊により9/1の映画の日は2本。 「ランド・オブ・ザ・デッド」はとにかく最高だ!確かにレイティングの関係で切られたと覚しき箇所は明らかにあるものの、単なる残酷描写に留まらない終末観に満ちている。世界の終わりをこれほど…

虚無の夏、総括リンチ!

今日はワーナーさんにご招待いただいての試写は『七剣(「セブンソード」)』。タイトル聞いて真っ先に思い出したのが、昔、殺害塩化ビニールって言うバカバンドのレーベルで、日本一のバカバンド決定戦みたいなバンドオーディションがあって、そこで優勝し…

トンプスン以外は、また来た無意味な夏。

トンプスンづいている。愛したい美しい人のことは置き去りに。逆に行くはずだったプラネタリウムもラーメン屋もうやむやにされ、置き去りにされていると言うことの方が大きいが。ぶっちゃけ脈無いんだろう。でも、真空よりましさ。そんな中「ジム・トンプス…

映画行脚、孤独の感傷、その他。

朝一、「スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐」Web告知の時間間違えてるぞ。早く起きて損した。40分遅れでスタート。どんなに安穏と暮らしていても、体制が転覆されれば反体制に回ってしまう可能性大だな、どこにいたって、罪を犯していなくったって、…

アメコミ映画化続き。

20日、フォックスさんのご招待で「ファンタスティック・フォー」試写。マンガの映画化にとやかく言うべきではないが、ミスター・ファンタスティックことゴム人間は正直ギャグでしかないので見ていて恥ずかしい。しかし、インヴィジブル・ガールにジェシカ・…

愛とアナーキーの極めて控えめな考察。

先日また友人が結婚した。そこで思うのは、愛を誓い、周知するなら、その愛をはっきり具体的な形で見せて欲しい。それは今回結婚した友人に言っていることじゃなくて、全ての人間どもに言いたいことなんだ。もちろん俺も友人の結婚を祝福する人間の一人なの…

ここが木の虚ならば。

吐き出そう、死んでいる人間の虚ろな生きている証を。 7/12、ワーナーさんに招待いただき、「アイランド」試写。クローンだ何だのを抜きにして単純に楽しめたのがグッド。劇中、主人公たちがどう考えても絶対に死んでいるシチュエーションがあったが、その部…

映画修羅道、心の幽かな動き。

今月一日はまたも映画の日なもんで、いつものスケジュールこなしてきた。 一本目、「宇宙戦争」。百年以上前に書かれた小説を現代に映画化するってんだから、前例として正式な版権は取っていないけど、「ID4(インデペンデンス・デイ)」や「マーズ・アタッ…

デート×暗殺=タクシードライバー。

ここんところ、月の前半に金を使いすぎたので休日は自粛し、ひたすら「歩き」に走っていた。俺は江戸時代にロマンを感じてるので、その時代の人間のメンタリティに近づきたい。そして、運動にもなり、雑多な街のネタを拾うことも出来るからな、ずっと続けて…

クラブと夢で上がったテンション、そして・・・。

素敵な夢を見た。革命の映画が作られて、凄く安っぽいんだけど、非の打ち所が無くて、そのロジックで映画を作れば、誰でも洗脳可能、煽動可能な画期的な方法、をその安っぽい作品から発見する、みたいな夢。久々に夢で興奮したよ。思い出せることを書き留め…

結婚に学ぶこの世の成り立ち。+α

友人が結婚した。で、その式に行った訳だが、どれもこれも列席者は大変に人間らしく、感極まって何度も泣いたりなどしているのには、彼らを敵視するつもりなどなくても、やはり辟易してしまう。 誰かが死んだ時泣くならまだしも、結婚で当事者として泣いたり…

映画の日、そしてその残滓。

六月一日、映画の日。寝坊したので今月は三本。 一本目、「クローサー」。基本的に恋愛ドラマだと思って観る奴が多いと思うがそれは間違い。結局人間のエゴイズムと、望まない結末に何故か向かってしまう、その無意識の意志、そしてそれが生んだ悲劇を描きた…

カランバ!?

下北でカラスがハトの死骸を食っていた。正にむさぼるという表現がふさわしい、凄まじいガッつき振り。これが本当の鳥葬ってヤツだ。やがて、カラスはハトの解体した骨付き肉片を咥え、飛んで行った。まだ残りは下北のある踏み切り真横の変電施設の上に、大…