2006-05-01から1ヶ月間の記事一覧

タイ、その前の呪いの正体。

渡タイ前の予習に、馳星周「マンゴー・レイン」読了。タイが舞台で未読の物語はこれ位しか思い浮かばなかった。しかも俺は馳星周作品の中で実は一番これを読みたくなかったのだ。 それは、背表紙にある粗筋の安直さから。うまい話、謎の女、張り巡らされた罠…

人間ではない、映画を詰め込む空洞。後編

そんで続きの三本目四本目。 三本目、「トム・ヤム・クン!」は、後半のバイオレンス映画さながらの暴力はかなりえげつなくていい。どんなにオブラートにくるんでも、正しくアクション映画の基本はバイオレンスにあることを痛感させられる描写の数々だ。「マ…

人間ではない、映画を詰め込む空洞。前編

それが今の俺だろ?だから今月は修羅に次ぐ修羅。血で血を洗う暴力の映画ラッシュが実現した。これぞ修羅道。長くなりそうなんで二回に分ける。 まず一本目「タイフーン」は、韓国映画史上最高額のバジェットというが、その点はあまり感動には繋がらなかった…