ひさびさの試写は・・・。

 20世紀FOXさんのご招待で、「X-MEN ファイナル・ディシジョン」へ。監督交代で、前二作の雰囲気が損なわれないか心配していたが、新キャラ大量投入にもかかわらず、そんなことはなかったな。どうせなら俺の好きな原作キャラ、ガンビットも出して欲しかったけど。今回の監督、ブレット・ラトナーが器用な職人肌であることを、「レッド・ドラゴン」以上にこの作品で再認識した。前作までの監督、ブライアン・シンガーは、ゲイという自身のアイデンティティーを、ミュータントの疎外感と重ね合わせ、思い入れたっぷりに描いていたが、その情感もちゃんと引き継いでいてくれたのは嬉しい。俺のように孤独な疎外者には感涙モノだぜ。キャスティングも、ハル・ベリーアンナ・パキンファムケ・ヤンセンエレン・ペイジといった、個人的に気になる出演者が勢揃いで、且つその美しさが際だっており、特にエレン・ペイジの可憐さと、ファムケ・ヤンセンの魅力が再確認できたことは大収穫。男優も、ヴィニー・ジョーンズの突出した暴力性と、冗談みたいなキャラ設定のマルチプル・マンは笑えてよし。まぁ、ここまでやってくれりゃ、大団円じゃないだろうか。物語に関しても、続きは作れないことをやってしまっているだけに、もう打ち止めだけど、サイドストーリーの映画化「ウルヴァリン」が楽しみだ。X-MEN アルティメット・エディション [DVD]X-MEN 2 アルティメット・エディション [DVD]レッド・ドラゴン コレクターズBOX [DVD]