2006-11-01から1ヶ月間の記事一覧

孤独に深化する作業の内実。

先日は東急Bunkamuraザ・ミュ−ジアムにて、「スーパーエッシャー展/ある特異な版画家の軌跡」へ。かつて8年ほど前に新宿でやっていた「エッシャー展」にも俺は行ったが、その時よりも、「スーパー」と冠しているだけあって、作品点数が多い気がしたし、初期…

映画修羅八荒の果て。〜後編〜

〜前回の続き〜 三本目は「スネーク・フライト」へ。何一つ非の打ちどころがない素晴らしい作品。一切の思考も批評も拒絶する、凄まじい感動が待っている。空飛ぶ密室に毒蛇、セックスする奴から死んで行く正しい展開、巻き起こるパニック、そして、全てを正…

映画修羅八荒の果て。〜前編〜

暴力が横溢し過ぎて、その組み合わせが良過ぎて、今月も行ったよ。 一本目、試写状頂いていたが行けなかった、「父親たちの星条旗」へ。この作品は硫黄島の戦闘そのものを描くものではなく、その戦闘に参加した人間の数奇な運命を描いたものなので、戦闘シー…

スコセッシ+ニコルソン=極上のバイオレンス。

ワーナー・ブラザーズさんにご招待頂き、待望のマーティン・スコセッシ最新作、「ディパーテッド」試写へ。これは言うまでもなく、早くも新世紀香港ノワールのマスターピースとなった「インファナル・アフェア」トリロジーの第一部を、舞台をボストンのアイ…