精神の限界に際し、

街は孤独に生きている人間を排除しようとしている。
それが真空嫌悪。
疑い、真実に至りたいと、荒野をさまよう人間は、街には不要なものなのだ。
それがオレ=真空という確信。
当たり前のように、つがって、欲情して、オマンコして、中出しして、繁殖して、その輪の中で果てていく。
その繰り返し。
そして、その価値観以外に目を向けないこの世界にあって、
思考の輪が限定されている世界にあって、
オレなどは、
自爆テロリストが、ウンコを必死に我慢して、街を彷徨っているのに近い。
それが、この最悪の夏、感じたこと。
その結論は、オレが薄々感じてきた、世界を覆う大きなまやかしの姿を見出すのに充分だったぜ。