2009-01-01から1年間の記事一覧

理由のない絶縁はない。+変則記述。

前にも書いたが俺は弟と絶縁している。それはどちらかというとその機会を窺っていたからだ。理由はいくつかあるが、最大のものとしてはガキの時分、俺は弟に対し、暴力その他を用い恐怖で支配してきた負い目があり、俺のような人間を奴の人生に立ち入らせた…

発作とこだわりの因果関係の解明。

俺にとってゴミのような大学に行った経験は、得た知識においても形成された人脈においても、全く無意味な時間だったと断言できる。それでも一つだけ意味のあった知識が得られたとするならば、「犯罪心理学」の講義において、放火事件の被疑者とされる人間は…

恋ではない一目惚れもある。

僻地に引っ越してきて以来、両親と共に暮らし、その不安を濯いであげる以外に、唯一とも言っていい衝撃的な出来事があった。それは俺の散歩のルートで、しばしば、アンソニー・ウォン似の女子高生とすれ違うことである。そのまま銃で頭を撃ち抜かれても文句…

実は、スマイリーキクチは…。

笑顔が俺の亡くなった母方の祖母に似ている…。と、俺も最終的に賛同したが、昔、最初に言い出したのは俺の弟だ。だからスマイリー見ると、祖母と弟を思い出す。ただ、自分の発言に一切責任を持たない弟は、現在その特質を端緒として俺から絶縁を申し渡してお…

牛頭馬頭に願かけ、落ちてきたもの。

俺は丑年で、つまり今年は年男だ。俗に言う厄年などとは違い、めでたいものなのだろう。だから色々願いが叶っているような、いないような、奇禍が連続している状態だ。さらに宿願成就には、牛頭馬頭に願かけするように、俺自身が丑であることからも、午へ乗…

俺を殺した女について知った二、三の事柄。

その女は、俺と暮らすために当時勤務していた那覇で付き合っていた男との関係を清算し、四ヶ月ほどの準備期間を経て東京にやってきた。しかし東京に来た女は妊娠初期の状態にあったのだ。つまり清算は嘘ということになる。そこで俺が拒絶したため、行き場を…

幻覚痛にも似た、微かな心の動き、予感。

もう既に俺の血肉となるほど過去の話で、ゆえに揺るぎのない事実として穿り返すが、理不尽な嫉妬から、俺の許を自ら出奔した女を買い取れ、さもないと俺が、「死ぬことになる」と脅迫を繰り返していた“狂鬼人間”が、とある罪科で昨年逮捕されていることはニ…

年始早々、ありきたりに露出してみる。

1.「ラスト、コーション」 2.「ウォンテッド」 3.「ダイアリー・オブ・ザ・デッド」 4.「ダークナイト」 5.「ミスト」 6.「28週後…」 7.「ランボー/最後の戦場」 8.「フロンティア」 9.「ブラインドネス」 10.「デス・レース」 まぁ、ブコウスキー風に始め…